そして父になる 感想

観に行ってきました、「そして父になる」を。予告観た段階でこれは泣くな・・・と思ってたけど、予想通りポロポロ泣きました。すごいよ!映画で初めて泣いたし、いつも涙が出てくる時には片目からしか流れないのに、今回はきちんと両目から涙が流れたよ!(ドライアイ持ち)

・感動ポイントは、慶多がこっそりパパやママの写真を撮っていたことに気付いた良多が涙を流すシーンと、クライマックスで良多が慶多をおいかけて一生懸命今までの生活についてや父親として欠けていたところがあったことを詫びるシーン。あのシーンは、本当に泣きました。
・子供って親が知らないところでしっかり細かいところまでみてたりするんですよね。私もそうでした。当然、親のみたくないところもみてしまったりもしました。でも、親の素敵な姿もみているわけで。そんなところも色々複雑だけど、結局子供って観察力が非常に鋭いんだな、と感心してしまった。
・「6年間はパパだったんだよ。できぞこないだけど、パパだったんだよ!」っていう良多のセリフにさらに涙を誘われた。できぞこないのパパだったけど、自分自身でも、慶多自身にとってもパパだったんだよな、と思うと、私もパパっていう存在が身近にいたら良かったのになぁと思わず思ってしまった。
・終盤に入るまでは、良多は嫌な奴でみるみるうちに心境の変化がおとずれてましたね
・慶多がいた時は、決してふざけた姿なんか見せなかったのに、琉晴と過ごし始めたら、ふざけて死んだフリをしたりくすぐったりする姿をみせるようになった良多。琉晴と過ごすことによって、学ぶことも多かったのでは。
・ましゃに嫌な役を演じさせたら、本当に嫌な感じがするので、これも演技力の向上なのかな?とふと思ったり
・良多みたいに負けを知らないエリートで教育パパだったりすると、自分はこんな家庭にいたくないなと思った。窮屈そうですよね・・・
・教育熱心で裕福な野々宮家に対し、自由に遊ばせて家族と過ごす時間を大切にする斎木家は果たしてどちらが正しいのだろうか。映画を観た限り、後者の方が正しいみたいな描きかたをしてたので、個人的にもそうかなと思った。今は仕事も手を抜くことが許されなくて、家族と過ごす暇もない人が多いけれど、よっぽど家族と過ごしたくない理由がなければ、大切にした方がいいと思う。失ってから、もっと一緒にいればよかったって思うのは、もう遅いんだ。
・良多ってエリートだけど、考え方が古いから頭固いせいで色々損することが多いと思う
・そんな良多と結婚した、みどりも相当大変なんだろうな。プレッシャーもプライドも抱えてるだろう。
雄大は軽いけど、一緒にいると不思議な安心感があるのはなぜだろう。
・良多と雄大は、最初の一言の会話からして、合わないだろうなって思ったら、案の定そうだったので、会話するたびにハラハラしてました。
・ゆかりは肝っ玉母さんって感じがして、とにかく頼もしい。強い女。
・親ってどんなに嫌でも似通ってるところはどこかしらあるんですね。
・自分が母親だったらどうしてただろうか。おそらく、子供の意思も尊重してあげようとするだろうなー。自分だけの意思で子供の人生を振り回したくないので。
・観る人によって見方が変わるから年齢、身分問わず色んな人にみてもらいたい
・おもちゃが壊れたら、「新しいのを買って貰いなさい」って言う野々宮家と、修理しちゃう斎木家・・・環境の違いってこれほどまでに違うんだな、と少し寂しくなった。
・お弁当屋で働く真木よう子可愛い。
・「さよなら渓谷」以来、真木よう子のお芝居をみてなかったけど、改めて応援して行きたいと思った。
・リリーさんの演技は初めて拝見したけど、いいですねー。でも、雄大の関西弁には違和感が・・・(・ω・;;)